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産地直送の米販売を個人で始める!お米を通販するための方法と成功の秘訣
「自分の田んぼで育てたお米を、もっと多くの消費者に届けたい」 そう思いながらも、「個人で販売するには何が必要?」「許可や届け出ってどうすればいいの?」と迷っていませんか?
最近では農家や生産者が、オンラインやネットショップを活用して、玄米や精米、無洗米を産地直送で販売するケースが増えています。しかしその一方で、発送方法や保存の工夫、品種選び、ブランド化など、初めての販売では不安が尽きないものです。
栽培方法や化学肥料の使用有無、JAS認証の有無など、消費者が求める情報も多様化している中、信頼される販売には押さえるべき共通のポイントがあります。 全国で個人販売を目指す農家が増えている今、適切な対応と準備を知ることは、成功への第一歩です。
株式会社東田商店は、米販売を専門に行っています。厳選したお米を取り扱い、お客様に満足いただける商品を提供することを心掛けております。提供するお米は、風味豊かで食べやすく、どんな料理にもぴったりです。自社の仕入れルートを活かして、新鮮で安全な商品をお届けいたします。また、米の種類も豊富に取り揃えており、どなたでもお好みに合ったお米を見つけることができます。美味しいお米をぜひご賞味ください。
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個人で米を販売するために必要な手続きと許可とは?
米を個人で販売するためには、思った以上に多くの要素を把握しておく必要があります。まず、米というのは「米穀類」に該当し、法律的にも取り扱いがしっかり定められている農産物です。つまり、単に自宅で栽培したお米をネットショップなどで販売することは、すぐにはできないという点に注意が必要です。
個人であっても、一定量を超えて販売する場合には「米穀販売業の届出」が求められることがあります。これは農林水産省や各自治体によって要件が定められており、販売の形態や販売量、販売目的によって手続きの内容が異なってきます。たとえば、知人におすそ分けするような範囲であれば問題視されにくいケースもありますが、不特定多数の消費者を対象に定期的に販売を行う場合は、法的な対応が不可欠になります。
また、米を販売する際には「食品衛生法」にも注意が必要です。精米した米を袋詰めして販売する場合、パッケージ表示や保存方法に関する規定に従う必要がある場合があります。このあたりは、直売所などの販売と、インターネットを通じた通販形式では対応すべき内容が変わる可能性もあります。
米の種類についても押さえておきましょう。販売対象となる米には「玄米」「白米」「無洗米」などがありますが、それぞれで保存性、消費者ニーズ、販売時の注意点が異なります。例えば、玄米は精米処理を行わないため保存期間が比較的長い一方で、消費者側が精米環境を持っていないと扱いにくいという特徴があります。
以下に販売時に影響する主な米の種類と特徴を表にまとめます。
このように、どの米を誰に、どんな方法で届けるかによって、必要な知識や準備すべきことが大きく変わってきます。
インターネットを活用した個人販売の始め方と注意点
まず最初に確認すべきなのは、米を販売するための条件とガイドラインです。米穀販売業として登録する必要があるか、届出が必要なのか、どのような記載義務があるのかといった基本情報を整理しましょう。例えば、販売する米が精米済みかどうか、袋詰めされているかどうか、販売する量や販売先の範囲などが、手続きの要否に大きく関係してきます。
インターネット販売の場合、特に重要なのが表示義務の遵守です。お米の品種、産地、栽培方法(有機・減農薬・慣行農法など)、内容量、保存方法、販売者情報などを明確に表示することで、購入者に安心感を与え、トラブルを未然に防ぎます。加えて、信頼性を高めるために「認証」や「検査済み」などの情報も添えておくと良いでしょう。
また、発送に関しても一工夫必要です。米は重量があり、梱包によっては配送コストがかさむため、「kg単位での販売」「地域別の配送条件」など、事前の設計が成功を左右します。季節によって気温や湿度が変動するため、保存状態を保つための断熱材や二重包装の活用も検討されます。
インターネットでの販売では、顧客との接点が画面越しであるため、文章や画像の質が特に重要です。商品説明では、「食味」「香り」「粘り」「粒の大きさ」「収穫時期」「生産者のこだわり」など、数字に頼らず視覚や感覚に訴える言葉で伝えることがカギになります。実際の販売ページでは、色味や炊き上がりを感じさせるような写真の使用も有効です。
そして忘れてはならないのが、継続的な対応と改善です。購入者からの質問に対して丁寧に回答し、定期的なメッセージ送信や新米の収穫時期に合わせたリマインドなど、関係性を維持することがリピーターを生み出す原動力となります。
オンライン販売を始める際に必要な準備を簡潔にまとめると、以下のようになります。
どのように「価値」を伝えるか?ブランド化の第一歩
個人でお米を販売しようとする農家にとって、最初の課題は「自分のお米の価値をどう伝えるか」です。全国には数多くの生産者がおり、それぞれが異なる地域、気候、栽培方法を背景にしたお米を作っています。しかし、消費者がそれを理解するためには、視覚的にも感覚的にも納得できる「情報の伝え方」が重要です。
たとえば、「お米の甘みが強い」「粘り気がある」「冷めても美味しい」といった特徴はよく目にする表現ですが、これをより具体的な場面に結び付けることで共感が生まれます。家庭でのお弁当利用、小さな子どもがいる家庭での炊飯、毎日の定期購入といった「生活シーン」を織り交ぜることで、単なる商品説明から一歩踏み込んだ情報発信となります。
また、ブランド化においては、「生産方法」に関する説明も重要です。無農薬、有機JAS、減農薬、化学肥料不使用などのこだわりがあれば、その背景や取り組み姿勢を明記することが信頼性につながります。消費者の中には、安全性を最優先にする層が多く存在し、特に乳幼児のいる家庭や高齢者がいる家庭などでは、この点が購入の決め手になります。
さらに、認証制度の取得や食味検査の結果なども、公的な第三者評価として大きなアピールポイントになります。栽培地域の気候や土壌の特徴、収穫までの栽培期間や肥料の使い方など、細かな情報があるほど、購入者は納得しやすくなります。
商品ページや販売チラシ、SNS投稿の内容に盛り込む情報例を以下にまとめます。
どこで、どう届けるか?販売チャネルと出荷体制の選び方
個人でのお米販売を始める際、次に重要なのが「販売チャネル」の選定です。インターネットを使った販売はもはや特別な手段ではなく、主流の方法となりつつありますが、実は「どのように販売し、どこに届けるか」は成功に直結する要素です。
まず検討されるのは、オンライン販売です。ネットショップやSNSを活用した注文受付、または定期便形式のサービスが近年注目されています。これらの販売形式では、消費者との接点が画面上に限定されるため、「見やすさ」「分かりやすさ」「使いやすさ」が何より大切になります。ページの構成、注文の流れ、配送の案内などが簡潔でなければ、途中で離脱されてしまう可能性もあります。
また、近隣住民への直接配達やイベント・マルシェでの販売も見逃せない選択肢です。これらのチャネルでは、実際に消費者と顔を合わせる機会があり、その場で味について話すことや、保存の仕方について直接伝えることができるため、リピーターを生みやすくなります。
次に重要なのが出荷体制です。お米は重量があるため、1回あたりの発送で配送料が大きくなりがちです。そのため、発送単位(kgごとの小分け、まとめ買い用の大袋など)や配送日数、保存容器の工夫などが求められます。特に夏場など気温が高くなる時期には、品質保持のために断熱素材や二重包装を使うことが一般的です。
出荷に関わる選択肢を以下に整理します。
どの選択肢を取るにしても、重要なのは「誰に届けたいか」を明確にすることです。遠方の人に贈答用として届けたいのか、日常の主食としてリピーターを増やしたいのかで、配送形式も大きく変わります。そして、こうした体制がしっかりしていることで、消費者からの信頼にもつながっていきます。
購入者との信頼関係を築くために必要な情報の伝え方とは?
個人が米を販売する際に最も大切な要素のひとつが、「信頼される情報発信」です。お米は毎日食卓に上がる主食であるため、購入者は「品質」や「安全性」に対して非常に敏感です。そのため、販売ページやチラシ、SNSなどを通じてどのように情報を届けるかが、選ばれるかどうかの大きな分かれ道となります。
まず基本となるのが、「誰が」「どこで」「どのように」栽培したのかという情報の提示です。生産者自身のプロフィールや、地域の特性、気候条件、土壌の質などを含めて、背景となるストーリーを明示することが信頼性を高めます。また、どのような栽培方法を採用しているか(有機、減農薬、化学肥料の使用有無など)といった情報は、健康志向の消費者や子育て世代にとって特に重要視されます。
さらに、食味の特徴をわかりやすく伝える工夫も欠かせません。「粘りがある」「甘みが感じられる」「冷めてもおいしい」などの表現に加え、それがどんな料理に向いているかを補足することで、想像しやすくなります。品種ごとの違いを端的にまとめた表は、購入者の判断材料として有効です。
販売後のフォローと継続購入につなげるコミュニケーション設計
米の個人販売は「売って終わり」ではありません。むしろ、最初の購入をきっかけに、いかにして継続してもらうか、つまりリピーターを増やすかが長期的な成功のカギとなります。そのために必要なのが、販売後のフォロー体制と適切なコミュニケーション設計です。
販売後のフォローとしてまず考えたいのが、「お礼」と「確認」の連絡です。発送完了後や到着予定日付近でのメッセージ送信は、購入者に安心感を与えるだけでなく、きめ細かい対応として評価されやすくなります。過剰な連絡は避けるべきですが、自然で心のこもった一言を添えることで印象は大きく変わります。
また、定期的な情報発信も継続的な購入を促す要素となります。たとえば、次の収穫に向けた栽培状況、天候の影響、田んぼの様子などを、写真付きでSNSやメールマガジンで共有するのは効果的です。そうした情報は単なる「宣伝」ではなく、「ストーリーを一緒に見守ってもらう」感覚を生み出し、関係性の維持に貢献します。
お米は季節によって需要が変化する商品でもあるため、年に数回のタイミングでキャンペーンや収穫報告を発信することも有効です。たとえば、新米の時期やイベント前などに「予約開始のお知らせ」や「早期注文受付」の案内を出すことで、自然な形で再購入を促すことができます。
顧客とのコミュニケーションには一定のリズムがあります。以下は一例ですが、購入者との接点を継続するためのタイムライン設計の例を紹介します。
また、継続購入や定期便を考えている購入者には、購入サイクルに合わせた「注文のリマインド」や「好みに合わせた提案」が効果を発揮します。たとえば、毎月決まった量を購入している人には、量や品種の変更ができる柔軟な仕組みを用意しておくと、離脱を防ぎやすくなります。
個人で米を販売することは、単なる「商品を売る行為」ではなく、「自分の育てたお米の価値を正しく届ける営み」です。消費者の多くは、品質だけでなく栽培方法や安全性、発送形態まで含めた全体の体験を重視しています。特に玄米や無洗米などの選択肢が増える中で、品種や保存状態、kg単位での発送など、細やかな配慮が購入の決め手となることも少なくありません。
「何から始めたらいいかわからない」「届け出や対応が不安」といった声も多い中で、事前に必要な準備を整理し、自分の強みを見える形で伝えることが成功の鍵です。生産者であるからこそ語れる情報や、地元の地域性を活かした訴求は、ネットショップや通販の中でも信頼性を高める要素になります。
さらに、販売後のフォローや顧客とのコミュニケーション設計によって、継続的な購入や口コミによる広がりが期待できます。定期的な情報発信や栽培状況の共有など、小さな積み重ねがブランドとしての信頼に変わっていきます。
農家や生産者が自らの価値を発信できる今、個人でのお米販売は大きな可能性を秘めています。届け出や精米方法、発送の工夫など、ひとつひとつを丁寧に設計しながら、あなたらしい「米づくり」と「販売」のスタイルを確立してください。そうすれば、全国の消費者にとって、あなたのお米が選ばれる一粒になるはずです。
Q.米販売を個人で始めるときに必要な準備とは何ですか A.まずは販売するお米の品種、精米の有無、玄米や無洗米の取り扱い可否を整理し、その後に発送方法や保存対応を検討するのが基本です。さらに、ネットショップなどオンラインで販売する場合は、食味や栽培方法、化学肥料や農薬の使用有無を明記することが、消費者の信頼につながります。
Q.通販で個人が米を販売する場合、どのような発送対応が適していますか A.発送対応は、品質保持を意識した真空パック包装や断熱材の使用、配送地域ごとの到着時間を考慮したスケジューリングなどが求められます。特に玄米や精米済みのお米は保存性に差が出やすく、保存状態を明記した上で発送することが信頼獲得に直結します。また、kgごとの選択肢や配送日指定、定期発送対応など、顧客の生活にフィットした対応がリピート率向上に貢献します。
会社名・・・株式会社東田商店 所在地・・・〒679-0303 兵庫県西脇市黒田庄町前坂902-70 電話番号・・・0795-28-4006
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「自分の田んぼで育てたお米を、もっと多くの消費者に届けたい」
そう思いながらも、「個人で販売するには何が必要?」「許可や届け出ってどうすればいいの?」と迷っていませんか?
最近では農家や生産者が、オンラインやネットショップを活用して、玄米や精米、無洗米を産地直送で販売するケースが増えています。しかしその一方で、発送方法や保存の工夫、品種選び、ブランド化など、初めての販売では不安が尽きないものです。
栽培方法や化学肥料の使用有無、JAS認証の有無など、消費者が求める情報も多様化している中、信頼される販売には押さえるべき共通のポイントがあります。
全国で個人販売を目指す農家が増えている今、適切な対応と準備を知ることは、成功への第一歩です。
株式会社東田商店は、米販売を専門に行っています。厳選したお米を取り扱い、お客様に満足いただける商品を提供することを心掛けております。提供するお米は、風味豊かで食べやすく、どんな料理にもぴったりです。自社の仕入れルートを活かして、新鮮で安全な商品をお届けいたします。また、米の種類も豊富に取り揃えており、どなたでもお好みに合ったお米を見つけることができます。美味しいお米をぜひご賞味ください。
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米を個人で販売するために知っておきたい基本知識
個人で米を販売するために必要な手続きと許可とは?
米を個人で販売するためには、思った以上に多くの要素を把握しておく必要があります。まず、米というのは「米穀類」に該当し、法律的にも取り扱いがしっかり定められている農産物です。つまり、単に自宅で栽培したお米をネットショップなどで販売することは、すぐにはできないという点に注意が必要です。
個人であっても、一定量を超えて販売する場合には「米穀販売業の届出」が求められることがあります。これは農林水産省や各自治体によって要件が定められており、販売の形態や販売量、販売目的によって手続きの内容が異なってきます。たとえば、知人におすそ分けするような範囲であれば問題視されにくいケースもありますが、不特定多数の消費者を対象に定期的に販売を行う場合は、法的な対応が不可欠になります。
また、米を販売する際には「食品衛生法」にも注意が必要です。精米した米を袋詰めして販売する場合、パッケージ表示や保存方法に関する規定に従う必要がある場合があります。このあたりは、直売所などの販売と、インターネットを通じた通販形式では対応すべき内容が変わる可能性もあります。
米の種類についても押さえておきましょう。販売対象となる米には「玄米」「白米」「無洗米」などがありますが、それぞれで保存性、消費者ニーズ、販売時の注意点が異なります。例えば、玄米は精米処理を行わないため保存期間が比較的長い一方で、消費者側が精米環境を持っていないと扱いにくいという特徴があります。
以下に販売時に影響する主な米の種類と特徴を表にまとめます。
このように、どの米を誰に、どんな方法で届けるかによって、必要な知識や準備すべきことが大きく変わってきます。
インターネットを活用した個人販売の始め方と注意点
まず最初に確認すべきなのは、米を販売するための条件とガイドラインです。米穀販売業として登録する必要があるか、届出が必要なのか、どのような記載義務があるのかといった基本情報を整理しましょう。例えば、販売する米が精米済みかどうか、袋詰めされているかどうか、販売する量や販売先の範囲などが、手続きの要否に大きく関係してきます。
インターネット販売の場合、特に重要なのが表示義務の遵守です。お米の品種、産地、栽培方法(有機・減農薬・慣行農法など)、内容量、保存方法、販売者情報などを明確に表示することで、購入者に安心感を与え、トラブルを未然に防ぎます。加えて、信頼性を高めるために「認証」や「検査済み」などの情報も添えておくと良いでしょう。
また、発送に関しても一工夫必要です。米は重量があり、梱包によっては配送コストがかさむため、「kg単位での販売」「地域別の配送条件」など、事前の設計が成功を左右します。季節によって気温や湿度が変動するため、保存状態を保つための断熱材や二重包装の活用も検討されます。
インターネットでの販売では、顧客との接点が画面越しであるため、文章や画像の質が特に重要です。商品説明では、「食味」「香り」「粘り」「粒の大きさ」「収穫時期」「生産者のこだわり」など、数字に頼らず視覚や感覚に訴える言葉で伝えることがカギになります。実際の販売ページでは、色味や炊き上がりを感じさせるような写真の使用も有効です。
そして忘れてはならないのが、継続的な対応と改善です。購入者からの質問に対して丁寧に回答し、定期的なメッセージ送信や新米の収穫時期に合わせたリマインドなど、関係性を維持することがリピーターを生み出す原動力となります。
オンライン販売を始める際に必要な準備を簡潔にまとめると、以下のようになります。
農家が個人でお米を販売する際に重視すべき視点
どのように「価値」を伝えるか?ブランド化の第一歩
個人でお米を販売しようとする農家にとって、最初の課題は「自分のお米の価値をどう伝えるか」です。全国には数多くの生産者がおり、それぞれが異なる地域、気候、栽培方法を背景にしたお米を作っています。しかし、消費者がそれを理解するためには、視覚的にも感覚的にも納得できる「情報の伝え方」が重要です。
たとえば、「お米の甘みが強い」「粘り気がある」「冷めても美味しい」といった特徴はよく目にする表現ですが、これをより具体的な場面に結び付けることで共感が生まれます。家庭でのお弁当利用、小さな子どもがいる家庭での炊飯、毎日の定期購入といった「生活シーン」を織り交ぜることで、単なる商品説明から一歩踏み込んだ情報発信となります。
また、ブランド化においては、「生産方法」に関する説明も重要です。無農薬、有機JAS、減農薬、化学肥料不使用などのこだわりがあれば、その背景や取り組み姿勢を明記することが信頼性につながります。消費者の中には、安全性を最優先にする層が多く存在し、特に乳幼児のいる家庭や高齢者がいる家庭などでは、この点が購入の決め手になります。
さらに、認証制度の取得や食味検査の結果なども、公的な第三者評価として大きなアピールポイントになります。栽培地域の気候や土壌の特徴、収穫までの栽培期間や肥料の使い方など、細かな情報があるほど、購入者は納得しやすくなります。
商品ページや販売チラシ、SNS投稿の内容に盛り込む情報例を以下にまとめます。
どこで、どう届けるか?販売チャネルと出荷体制の選び方
個人でのお米販売を始める際、次に重要なのが「販売チャネル」の選定です。インターネットを使った販売はもはや特別な手段ではなく、主流の方法となりつつありますが、実は「どのように販売し、どこに届けるか」は成功に直結する要素です。
まず検討されるのは、オンライン販売です。ネットショップやSNSを活用した注文受付、または定期便形式のサービスが近年注目されています。これらの販売形式では、消費者との接点が画面上に限定されるため、「見やすさ」「分かりやすさ」「使いやすさ」が何より大切になります。ページの構成、注文の流れ、配送の案内などが簡潔でなければ、途中で離脱されてしまう可能性もあります。
また、近隣住民への直接配達やイベント・マルシェでの販売も見逃せない選択肢です。これらのチャネルでは、実際に消費者と顔を合わせる機会があり、その場で味について話すことや、保存の仕方について直接伝えることができるため、リピーターを生みやすくなります。
次に重要なのが出荷体制です。お米は重量があるため、1回あたりの発送で配送料が大きくなりがちです。そのため、発送単位(kgごとの小分け、まとめ買い用の大袋など)や配送日数、保存容器の工夫などが求められます。特に夏場など気温が高くなる時期には、品質保持のために断熱素材や二重包装を使うことが一般的です。
出荷に関わる選択肢を以下に整理します。
どの選択肢を取るにしても、重要なのは「誰に届けたいか」を明確にすることです。遠方の人に贈答用として届けたいのか、日常の主食としてリピーターを増やしたいのかで、配送形式も大きく変わります。そして、こうした体制がしっかりしていることで、消費者からの信頼にもつながっていきます。
個人で米を販売する際に失敗しないための準備と運営のコツ
購入者との信頼関係を築くために必要な情報の伝え方とは?
個人が米を販売する際に最も大切な要素のひとつが、「信頼される情報発信」です。お米は毎日食卓に上がる主食であるため、購入者は「品質」や「安全性」に対して非常に敏感です。そのため、販売ページやチラシ、SNSなどを通じてどのように情報を届けるかが、選ばれるかどうかの大きな分かれ道となります。
まず基本となるのが、「誰が」「どこで」「どのように」栽培したのかという情報の提示です。生産者自身のプロフィールや、地域の特性、気候条件、土壌の質などを含めて、背景となるストーリーを明示することが信頼性を高めます。また、どのような栽培方法を採用しているか(有機、減農薬、化学肥料の使用有無など)といった情報は、健康志向の消費者や子育て世代にとって特に重要視されます。
さらに、食味の特徴をわかりやすく伝える工夫も欠かせません。「粘りがある」「甘みが感じられる」「冷めてもおいしい」などの表現に加え、それがどんな料理に向いているかを補足することで、想像しやすくなります。品種ごとの違いを端的にまとめた表は、購入者の判断材料として有効です。
販売後のフォローと継続購入につなげるコミュニケーション設計
米の個人販売は「売って終わり」ではありません。むしろ、最初の購入をきっかけに、いかにして継続してもらうか、つまりリピーターを増やすかが長期的な成功のカギとなります。そのために必要なのが、販売後のフォロー体制と適切なコミュニケーション設計です。
販売後のフォローとしてまず考えたいのが、「お礼」と「確認」の連絡です。発送完了後や到着予定日付近でのメッセージ送信は、購入者に安心感を与えるだけでなく、きめ細かい対応として評価されやすくなります。過剰な連絡は避けるべきですが、自然で心のこもった一言を添えることで印象は大きく変わります。
また、定期的な情報発信も継続的な購入を促す要素となります。たとえば、次の収穫に向けた栽培状況、天候の影響、田んぼの様子などを、写真付きでSNSやメールマガジンで共有するのは効果的です。そうした情報は単なる「宣伝」ではなく、「ストーリーを一緒に見守ってもらう」感覚を生み出し、関係性の維持に貢献します。
お米は季節によって需要が変化する商品でもあるため、年に数回のタイミングでキャンペーンや収穫報告を発信することも有効です。たとえば、新米の時期やイベント前などに「予約開始のお知らせ」や「早期注文受付」の案内を出すことで、自然な形で再購入を促すことができます。
顧客とのコミュニケーションには一定のリズムがあります。以下は一例ですが、購入者との接点を継続するためのタイムライン設計の例を紹介します。
また、継続購入や定期便を考えている購入者には、購入サイクルに合わせた「注文のリマインド」や「好みに合わせた提案」が効果を発揮します。たとえば、毎月決まった量を購入している人には、量や品種の変更ができる柔軟な仕組みを用意しておくと、離脱を防ぎやすくなります。
まとめ
個人で米を販売することは、単なる「商品を売る行為」ではなく、「自分の育てたお米の価値を正しく届ける営み」です。消費者の多くは、品質だけでなく栽培方法や安全性、発送形態まで含めた全体の体験を重視しています。特に玄米や無洗米などの選択肢が増える中で、品種や保存状態、kg単位での発送など、細やかな配慮が購入の決め手となることも少なくありません。
「何から始めたらいいかわからない」「届け出や対応が不安」といった声も多い中で、事前に必要な準備を整理し、自分の強みを見える形で伝えることが成功の鍵です。生産者であるからこそ語れる情報や、地元の地域性を活かした訴求は、ネットショップや通販の中でも信頼性を高める要素になります。
さらに、販売後のフォローや顧客とのコミュニケーション設計によって、継続的な購入や口コミによる広がりが期待できます。定期的な情報発信や栽培状況の共有など、小さな積み重ねがブランドとしての信頼に変わっていきます。
農家や生産者が自らの価値を発信できる今、個人でのお米販売は大きな可能性を秘めています。届け出や精米方法、発送の工夫など、ひとつひとつを丁寧に設計しながら、あなたらしい「米づくり」と「販売」のスタイルを確立してください。そうすれば、全国の消費者にとって、あなたのお米が選ばれる一粒になるはずです。
株式会社東田商店は、米販売を専門に行っています。厳選したお米を取り扱い、お客様に満足いただける商品を提供することを心掛けております。提供するお米は、風味豊かで食べやすく、どんな料理にもぴったりです。自社の仕入れルートを活かして、新鮮で安全な商品をお届けいたします。また、米の種類も豊富に取り揃えており、どなたでもお好みに合ったお米を見つけることができます。美味しいお米をぜひご賞味ください。
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よくある質問
Q.米販売を個人で始めるときに必要な準備とは何ですか
A.まずは販売するお米の品種、精米の有無、玄米や無洗米の取り扱い可否を整理し、その後に発送方法や保存対応を検討するのが基本です。さらに、ネットショップなどオンラインで販売する場合は、食味や栽培方法、化学肥料や農薬の使用有無を明記することが、消費者の信頼につながります。
Q.通販で個人が米を販売する場合、どのような発送対応が適していますか
A.発送対応は、品質保持を意識した真空パック包装や断熱材の使用、配送地域ごとの到着時間を考慮したスケジューリングなどが求められます。特に玄米や精米済みのお米は保存性に差が出やすく、保存状態を明記した上で発送することが信頼獲得に直結します。また、kgごとの選択肢や配送日指定、定期発送対応など、顧客の生活にフィットした対応がリピート率向上に貢献します。
会社概要
会社名・・・株式会社東田商店
所在地・・・〒679-0303 兵庫県西脇市黒田庄町前坂902-70
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